「土曜日も出社するのは当たり前」
「製造業だから仕方ない」
――そんな感覚、少し前までは確かに一般的でした。
しかし最近、ベトナムでは“土曜日勤務そのものが話題になる時代”に入っています。
実際、弊社スタッフが何気なく投稿した次のSNS投稿は、9,000View以上を記録しました。
Seriously, does anyone here still have to go to work on a Saturday morning?
🙋♂️If yes, visit Jobfull right away. We only work Monday to Friday.
「土曜に働くかどうか」
それ自体が、ここまで多くの反応を集める。
これは偶然ではなく、働き方に対する価値観が大きく変わってきているサインだと感じています。

1.ベトナムでは今も土曜勤務は多い?
まず前提として、
ベトナムでは今も土曜日勤務を採用している企業は少なくありません。
特に傾向が強いのは、
- ベトナム系企業
- 伝統的な日系製造業
- 工場稼働を優先してきた企業
一方で、
- 外資系企業
- 新しく進出した日系企業
- IT・サービス系
では、週休2日制(完全土日休み)を標準とする流れがかなり進んでいます。
つまり現在のベトナム市場は、
👉 「土曜勤務が普通」ではなく
👉 「企業によって大きく差が出る」状態
になっています。
2.なぜ今「土曜日休み」がこれほど注目されるのか
① 若手人材ほど、休日条件をはっきり見ている
最近の候補者ヒアリングでよく聞くのが、
- 「土曜日は出社ですか?」
- 「月何回休みですか?」
- 「将来的に週休2日になりますか?」
というかなり具体的な質問です。
特に20〜30代の若手層ほど、
- 家族との時間
- 副業・学習
- プライベートの充実
を重視する傾向が強く、
「土曜日が休みかどうか」だけで応募を見送るケースも珍しくありません。
この傾向は、日本人若手人材でも多くみられており、
勤務時間の条件の方が、給与等よりも重要視されてきているのです。
② 「給料より休日」を選ぶ人が増えている
以前は、
「少し休みが少なくても、給料が高ければOK」
という考え方も一般的にありました。
しかし最近は、
- 給与は市場相場で十分
- その代わり、ちゃんと休める
という条件を選ぶ人が増えています。
実際、
「土曜勤務あり」
「給与+10〜15%」
よりも、
「完全週休2日」
「給与は相場通り」
の方が応募が集まるケースも多くなっています。
③ SNSで“比較”が一気に広がる時代
今回9,000Viewを超えた投稿もそうですが、
- Threads
- TikTok
では、
「この会社、土曜も働くらしい」
「ここは月金だけ」
といったリアルな情報が一瞬で共有されます。
企業が意図しなくても、
働き方はすでに“見られている情報”になっているのです。

3.日系製造業が特に意識すべきポイント
日系製造業の現場では、
- 日本本社の慣習
- 生産計画上の都合
- 「昔からそうしてきた」
といった理由で、土曜勤務が続いているケースも多いと思います。
ただ、ここで一度立ち止まって考えたいのが、
👉 「土曜勤務を続けることで、何を失っているか」
です。
よくある現場の声
- 人が集まらない
- 若手が定着しない
- 採用コストが上がる
- 教育しても辞めてしまう
これらの原因が、
必ずしも給与や仕事内容ではなく
「働き方」そのものにあるケースは少なくありません。
週休2日=コスト増、ではない
「土曜を休みにすると、生産性が下がるのでは?」
という不安もよく聞きます。
しかし実際には、
- 集中して働く時間が増える
- 無駄な残業が減る
- 離職率が下がる
ことで、
中長期的にはプラスになるケースも多いです。
特に、
- 月1〜2回の土曜出社をなくす
- 繁忙期のみ例外対応にする
など、段階的な移行も十分現実的です。
まとめ|「土曜休み」は、もう福利厚生ではなく“採用戦略”
今回SNSで大きな反響があったことからも分かる通り、
「土曜日に休めるかどうか」は、
もはや小さな条件ではありません。
- 応募数
- 定着率
- 企業イメージ
すべてに影響する、
重要な採用・組織戦略の一部になっています。
今も土曜勤務を続けている企業様こそ、
- 本当に今も必要か
- 変えられる余地はないか
一度見直してみる価値は十分にあると感じています。
「週休2日」というだけで、
選ばれる企業になる時代。
これは、もう始まっています。