ベトナムで採用を行う企業の多くが、次のような悩みを抱えています。
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給与を上げても人材が定着しない
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内定を出しても辞退される
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期待していた社員がすぐ転職してしまう
「ベトナム人材は給与重視」と言われることもありますが、実際にはそれだけではありません。
今回、弊社が実施したサーベイでは、
「3〜5年以上同じ会社で働くために最も重要な要素」についてアンケートを行ってみました。
その結果から、ベトナム人材のリアルな価値観が見えてきました。
ベトナム人材が会社に定着する理由(サーベイ結果)
「あなたが、3〜5年以上同じ会社で働くために、最も重要な要素はなんですか?」
アンケート結果は以下の通りです。
| 項目 | 割合 |
|---|---|
| 高い給与・競争力のある福利厚生 | 43% |
| 良い上司(尊重・傾聴) | 21% |
| 学習機会・昇進機会 | 22% |
| Toxicではない職場環境 | 14% |
最も多かった回答は
「高い給与・福利厚生」43%でした。
やはり給与は重要な要素であることが分かります。
しかし注目すべき点は、
給与以外の要素が合計57%を占めていることです。
つまり、ベトナム人材にとって
給与だけでは長期定着の決め手にならないことが見えてきます。
ベトナム人材は「良い上司」を重視する
サーベイでは
「良い上司(尊重・傾聴)」が21%
という結果でした。
ベトナムでは、上司との関係が職場満足度に大きく影響します。
特に以下のような要素が重要とされています。
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意見を尊重してくれる
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フィードバックがある
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コミュニケーションがオープン
逆に、次のようなマネジメントは離職理由になりやすいです。
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一方的な指示
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怒るだけのマネジメント
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評価基準が不透明
ベトナムでは
「会社よりも上司についていく」という傾向も見られます。
若い労働市場では「成長機会」が重要
また、今回のサーベイでは
「学習・昇進機会」22%
という結果でした。
ベトナムは平均年齢が若く、
キャリアアップ志向が強い市場です。
特に
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20代後半
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30代前半
では
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新しいスキル
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マネジメント経験
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キャリア成長
を求めて転職するケースが多く見られます。
そのため企業側は
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キャリアパス
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昇進の可能性
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スキル成長
を明確に示すことが重要です。
「Toxicでない環境」も重要な要素
サーベイでは
「Toxicではない環境」14%
という結果でした。
割合としては大きくないものの、
実際には
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上司との関係
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職場文化
と重なっている可能性があります。
例えば
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長時間労働
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パワーハラスメント
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不透明な評価
などは、近年ベトナムでも問題視されています。
特に若い世代ほど
「健全な職場環境」を重視する傾向があります。
給与だけでは人材は定着しない
今回のサーベイで最も重要なポイントはここです。
給与を最優先にした人
43%
給与以外を最優先にした人
57%
つまり、
ベトナム人材の半数以上は
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上司
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職場環境
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成長機会
といった要素を重視しています。
給与だけを上げても、
長期定着にはつながらない可能性があります。
ベトナム採用で企業が意識すべき3つのポイント
サーベイ結果から、企業が意識すべきポイントは次の3つです。
① 給与競争力を持たせる
市場より低い給与では採用は難しくなります。
② マネジメント力を高める
ベトナムでは
上司の質が定着率を左右します。
③ キャリアパスを示す
成長機会が見えない企業では
優秀人材が転職してしまいます。
まとめ
ベトナム人材は給与だけで会社を選ぶわけではありません。
今回のサーベイから見えたのは、
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給与
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上司
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職場環境
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成長機会
といった複数の要素が、長期定着に影響しているということです。
ベトナムで採用を成功させるためには、
給与だけでなく組織やマネジメントの質も重要になります。
Jobfull Partnerでは、ベトナムでの採用や人材市場について情報を発信しております。
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